コンクリート外壁から破片が落ち、内部の鉄筋が見えている状態は、色や表面だけの問題ではありません。鉄筋の錆が膨張し、周囲のコンクリートを押し出している可能性があります。通路や駐車場に面する場合は、まず人が近づかない範囲を設けます。
剥がれた範囲より広く調べる
鉄筋の露出長さ、錆の深さ、周囲のひび、浮き音を確認します。上階の笠木、目地、手すり固定部など、水の入口も調べます。目に見える破損だけ埋めても、内部の錆が続けば再び押し出されます。
落ちそうな破片へ触れない
高所や通路上では、専門業者が安全な足場と養生を設けて調査します。
鉄筋が見える爆裂では、表面の錆色だけでなく、金属の断面が残っているかを調べます。

錆の裏側までコンクリートを開き、防錆処理ができる範囲を確保します。
補修の基本は錆を残さないこと
浮いたコンクリートを健全部まで除去し、鉄筋周囲の錆を落とします。断面が保たれているかを確認し、防錆処理を行ったうえで断面修復材を必要な厚さで充填します。表面は既存の模様と塗膜へ合わせます。
構造の確認が必要な状態
鉄筋の断面が大きく失われている、ひびが広範囲へ続く、梁や柱に症状がある場合は、外壁の部分補修だけで判断できません。建物管理者、工務店、設計者などによる調査を先に行います。
モルタルやコンクリート面にひびが続く場合は、打診で浮きの境界を記録します。

梁や柱へ症状が続くときは、部分補修を始める前に構造側の確認が必要です。
見積もりに必要な写真
建物全景、破損した面、鉄筋の接写、定規付き写真、地面からの高さを用意します。いつ破片が落ちたか、雨後に濡れるか、過去の補修歴も伝えてください。
集合住宅や施設では、施工前後に加え、錆除去後、防錆処理後、断面修復中の写真を残します。補修位置、材料名、施工日を管理台帳へ記録すると、別の場所に同じ症状が出た際に比較できます。
仙台市・多賀城市を含む宮城県内の外壁破損は、外壁リペア本舗へご相談ください。